私は35歳で飲料メーカー勤務の会社員です。
彼女いない歴も9年になり、最近は仕事以外で女性と接する機会もメッキリ減りました。
友達や会社の同僚の多くが既婚者となりましたが、世間的には35歳で独身って珍しい存在じゃないと思うんです。
でも、うちの親は
「35歳にもなって独身なんて、親戚やご近所の目が恥ずかしい」
と言います。
うちの親は古い価値観を持った人間なので、昔ながらの「結婚→子供出産→自家保有」が男としての責任だと思ってるようです。
そんな親の心配は鬱陶しいと思いつつも、実は自分でも不安を感じ始めています。
テレビや雑誌で「独居老人」とか「孤独死」なんて文字が目に入るたびに、「自分もそうなるかも」と他人事ではなくなってきました。
20代の頃は出会いを求めて頑張ってた
今までずっと何もしてこなかった訳ではありません。
20代の頃は合コンに参加したり、友達に知り合いを紹介してもらったこともありました。
でも、自分のダメなところなのですが、人見知りが激しくて第一印象があまり良くないんです。
女性と話すのに慣れてなくて、緊張し過ぎて挙動不審になってしまいます。
そんな性格なので合コンや紹介でも、女性と上手にコミュニケーションが取れませんでした。
そんな失敗が続くとだんだんと嫌になってきて、30代になってからは合コンにも参加しなくなりました。
無理して自分を取り繕うのも疲れるし、女性に相手にされないのも辛くなってきたからです。
そして気付けば【35歳】になってました。
35歳にして彼女ができそうです!
こんな自分ですが、35歳にして久しぶりに彼女ができそうなんです。
どこで知り合ったかというと、お恥ずかしながら婚活サイトで出会いを見つけました。
35歳になったからといって、急に婚活しようと思った訳ではありません。
同じ会社の1つ年上で独身の先輩が、一人で婚活するのが嫌だということで無理矢理入会させられたんです。
月会費は3千円くらいなので、「それくらいなら、まあいいか」という感じで登録してみました。
もちろんやる気はないので、自己紹介とかもほとんど記入してません。
それでも入会直後は、10人くらいの女性からアプローチをもらいました。
アプローチしてくれた女性には悪いのですが、「なんかガツガツしてる感」が嫌でお返事もしませんでした。
入会して1週間もすると、管理画面にログインすることもなくなりました。
そんなこんなで入会して1ヶ月くらいが経過した頃に、ある出来事が起こったのでした。
先輩にまさかの展開が!
それは何かというと、同じタイミングで入会した先輩が「デートが決まったァ!」とLINEしてきたのでした。
なんと婚活サイトで知り合った人と、3日後に二人きりで食事に行くことになったそうなんです。
「それってサクラとか勧誘じゃないんですか?」と返信したら、「そんなこと無い!」とマジギレされました。
2週間くらいメールやLINEで毎日やり取りして、電話でも話をしたそうです。
なんか怪しいな~と思いつつも「まあ、頑張ってくださいね!」と、半信半疑で応援しておきました。
すると3日後の夜9時頃に先輩から電話がありました。
「やっぱり騙されたか」
と思って慌てて電話を取ると、テンションMAXの先輩の声が聞こえてきました。
「俺、やっと恋人できるかもしれん!」
あまりの声の大きさにビックリしましたが、とても喜んでいるのはヒシヒシと伝わってきました。
初めてのデートは大成功だったみたいで、次に会う約束もしたそうです。
「手の込んだ勧誘かも」と思いましたが、喜んでいる先輩には間違っても言えませんでした。
それから半年後、先輩の横にはニコニコと笑うウェディングドレスを着た女性が立っていました。
婚活サイトの出会いで結婚しちゃった
あれから僅か半年。
交際から結婚式まで一気に進んで、僕の目の前には幸せそうな先輩がニコニコ笑っています。
正直言って、お相手はキレイな女性ではありません。
ちょっとおデブちゃんだし、年齢も自分と同じ35歳です。
きっと結婚相手の女性としては、良い条件とは言えない部類だと思います。
でも・・・、
先輩のことが本気で羨ましかった
です。
外見なんて、別にどうでもいいことです。
あんな幸せそうな顔で笑ってくれるパートナーが側にいること自体が、素晴らしいことだと思えました。
同時に婚活サイトへ入会したのに、自分は何もせず先輩のことを眺めているだけでした。
半年間という貴重な時間を無駄にしてしまったことが後悔されます。
「結婚式~披露宴~二次会」と終わった後に、先輩から長文LINEが入りました。
大半は幸せ自慢の内容でしたが、最後の一文を読んで「ハッ!」とさせられました。
(最後の一文)
「俺は今、メッチャ幸せだ。
お前も幸せになれる。
幸せになりたかったら、今スグ動け!」
自分は婚活を頑張っても失敗することが嫌で、最初から行動しようとしてなかったんです。
失敗を恐れずに行動した先輩は、素敵な結婚相手を見つけることができました。
結婚したいなら、出会いを求めて行動するしかないんですね。
そこに気付いた自分は、すぐにスマホを取って登録している婚活サイトにログインしました。
フラレても全然ツラくないじゃん!
先輩からのLINEを読んですぐに婚活サイトにログインしてみたものの、何をすればいいのかも分かりませんでした。
とりあえず「婚活サイト 出会いを見つける方法」とググって、他の人の体験レビューやノウハウを読み漁りました。
すると先ずは自己紹介をしっかり書くことが大切だということが分かりました。
自己紹介の書き方も調べてその通りに書きあげて、顔写真も掲載してみました。
ここからが、ようやく婚活のスタートです。
婚活サイトでは、結婚したい女性の条件を入力して検索します。
30代男性は20代の女性にアプローチしがちだそうですが、ライバルも多く競争が大変みたいです。
なので自分は、同じ年の35歳までを上限年齢に設定してみました。
年齢条件を同年代まで広げると、思ったよりも多くの女性がヒットしました。
画像が掲載されていて趣味も合いそうな女性が3人いたので、試しにアプローチしてみました。
「アレコレ考えないで、直感で動いた方がいいよ」と先輩からアドバイスをもらっていたのです。
アプローチをしたら、後は相手からのお返事待ちです。
今から思うと「3人とも交際が進んだら、誰がいいかなぁ~」なんて甘い考えだった自分を蹴飛ばしてやりたいです。
現実は、返事が帰ってきたのは一人だけであとの二人はスルーされてしまいました。
そして返事があった一人も、「アプローチありがとうございます。でも、・・・」とやんわりお断りの内容でした。
全敗です。
誰も僕のことを結婚相手として見てくれませんでした。
その結果を知った瞬間、やっぱりガッカリしましたよ。
でも、20代後半に体感した「ガッカリ」とは全然違うものだったんです。
何が違うのかというと、思ったよりも「ガッカリ」しなかったのです。
すぐに立ち直れたというか、「また別の人を探そう」と思えたんです。
というのも、まだ会ってもいない人からお断りをされても、あまりダメージを感じなかったからです。
合コンでも紹介でも直接会って話してから断られていたので、ショックは大きかったんです。
婚活サイトの出会いはWEB上でのやり取りなので、メンタルの弱い自分でもあまりダメージを感じませんでした。
これが婚活パーティーとかだったら、メンタルぼろぼろになっていたと思います。
その後、10人位にアプローチをしたところ、ようやく一人の女性とやり取りができるようになりました。
ここからは面と向かってのコミュニケーションが必要となるので、かなりドキドキしています。
結婚した例の先輩に相談したところ、「ダメでもまた新しい出会いがあるから大丈夫!」と【ダメ前提】のアドバイスを頂きました。
縁起でもないアドバイスですが、そう言ってもらえてスッ気持ちが楽になりました。
婚活サイトってたくさんの人が活動しているので、出会いのチャンスは多いです。
確かに今回がダメでも、次があります。
そう思ったら変に気負わずにに、1回目のデートも思った以上に楽しく会話できました。
趣味が合ったこともラッキーでしたが、なんと2回目のデートの約束もできました。
今は毎日がすごい楽しいです。
やっぱり好きな人がいるって素敵なことです。
このまま結婚できるかどうかは分かりませんが、今回の出会いを大切に育んでいきたいと思っています。
30代になって結婚できないと諦めかけていた自分でも、ちょっと行動しただけで素敵な出会いがありました。
婚活サイトなら金銭的な負担も少ないし、最初はWEB上のやり取りなので精神的なストレスも少なかったです。
仕事も忙しかったけど、婚活サイトは通勤電車の中や休憩時間を利用して婚活を続けられるのも良かったです。
結婚できるかできないかは、結局のところ自分次第なんだって思います。
アレコレ考えるよりも、今このタイミングですぐに行動してみることです。
この瞬間にもあなたの将来のパートナーが、他の誰かにさらわれているかもしれません。
そうならないためにも、今すぐ婚活をスタートさせましょう。
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