母の知人の紹介でお見合いをしたミッちゃん(40代前半女性)。
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母の知人の紹介で、お見合いをしました。
その男性は農家の長男でした。
私自身、和裁士として、手に職を持っていましたので、農家のお手伝いをする気はありませんでした。
会う前にその旨を相手の方に伝えましたが、それでも構わないというので、一応会うことにしました。
最初にお会いしたのは、喫茶店で母の知人とその方と私の3人で会いました。
その日は、軽い挨拶程度で済まして、後日2人で会うことになりました。
後日2人で出掛けたのですが、その方は大変無口な方で、あまり賑やかなことが好きではなさそうでした。
普段車を運転しているときも、ラジオや音楽を一切聴かないとの事でした。
私自身、おしゃべりなたちなので、車の中の雰囲気を盛り上げようと色々な質問や、自分の話をしてみたのですが、どうにも会話が弾みません。
普段からあまりしゃべらないようなので、会話のキャッチボールは苦手のようでした。
最終的に、私自身がしゃべり疲れてしまって眠くなる始末です。
初めて2人で出掛けているのに、いきなりここで寝ては、相手の方に失礼だと思い必死に睡魔と戦ったのを覚えています。
本当に眠くて眠くて、船を何度も漕ぎそうになりました。
その度に、運転席に気付かれぬよう横を向いて、外の景色を見ているふりをして、下唇を思い切り噛み締めて眠気を覚ましました。
幸い相手の方は気付いていないようだったので、安心しました。
自宅まで送るといわれたのですが、これ以上一緒にいたら、本当に眠りこけてしまうと思い、お断りして出掛けた先の近くの駅で降ろしてもらいました。
相手の方は、気に入ってくれたようですが、私としては自分ひとりが喋り捲っているような家庭には、なりたくないと思いお断りいたしました。